<しんとう整形外科リウマチクリニック>
  トップページ / 院長ごあいさつ / 院内ご案内 / お問合せ
『リウマチガイドブック』トップ 関節リウマチについて 日常生活での注意点 社会保障について 検査値の見方 治  療  法
            ・治療の概要
            ・薬物治療@


薬物療法はどのように行いますか?@
  ・薬物治療A
  ・手    術
  ・リハビリ
  ・先端医療
 
● 薬物療法の流れ
  関節リウマチの痛みのうち、炎症による痛みと、増殖した滑膜による痛みを抑えるには、基本的に薬物療
法を行います。
  現在の薬物療法の中心的な薬剤には、抗リウマチ薬(DMARD *)・非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAID * *)
・そして副腎皮質ホルモン薬(ステロイド)などがあります。さらに最近では、生物学的製剤と呼ばれる薬
剤が使われるようになりました。まず、抗リウマチ薬では関節リウマチの炎症を根幹の部分で抑えます。そ
れでも残ってくる腫れや痛みには、非ステロイド性消炎鎮痛剤を用います。そして長い治療経過中に起きる
強い炎症のピーク期には、副腎皮質ホルモン薬を用いるのが原則です。従来は副作用が少ない薬から用いて、
効果が不十分なときには徐々に強い薬を用いる方法が一般的でした。近年では、まず切れ味の良い薬で抑え
て、徐々に長期間使える副作用の少ない薬に置き換えていくという方法を選ぶ医師も増えてきています。
● 関節リウマチの治療薬
▼ 非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAID)
NSAIDは、痛みと炎症を抑える、速効性のある薬です。関節リウマチの患者さんでは痛みが長く続くので、NSAIDを長期間服用する場合が多くなります。この際、最も多い副作用である胃腸障害、とくに胃・十二指腸潰瘍(NSAID潰瘍)に注意する必要があります。これは口から飲まずに坐薬を用いても起きるのです。胃腸障害を起こさない剤形状の工夫も進められましたが、やはり胃腸障害は大きな問題として残っております。少し古いデータですが、日本リウマチ財団が1991年に行った調査があります。NSAIDを服用している患者さんを胃カメラで調べると、62%の方に胃腸障害を認め、そのうち55%の方は自分自身では何の自覚症状もないということでした。これは、NSAIDを使いすぎないようにとの重大な警告になりました。なお最近では、胃腸障害の少ない新しいタイプのNSAIDも使われはじめています。
▼ 副腎皮質ホルモン薬
ステロイドは少量で炎症を協力に抑えます。炎症が激しい場合などに使用し、劇的に改善する場合がありますが、すぐにやめるとまた症状が出てくることがあります。したがって、やめる際には徐々に量を減らしていく必要があります。投与量の調整が難しい薬ですので、必ず医師の指示にしたがって服用してください。
▼ 抗リウマチ薬
 DMARDは、炎症の原因である免疫異常に働きかけ、病気の進行自体を抑える目的のものです。一般に効果があらわれるのが遅く、早くて1ヶ月、遅いと半年かかることもあります。したがって、1ヶ月〜半年くらいの期間で効果の判定を行います。効果が見られない場合は、他のDMARDに切り替えたりします。 現在日本で使われているDMARDには11種類あります。多くの場合は、副作用は使い始めの数ヶ月の間に出てきますが、それ以上使い続けるうちに出てくることもあるので、必ず医師の指示にしたがって服用ください。
・このページのトップへ↑  
・薬物治療Aへ        →  
・治療概要のページへ  →  
・手術療法のページへ  →  
・リハビリテーション      
のページへ  →  
・先端医療のページへ  →  
<しんとう整形外科リウマチクリニック>
  トップページ / 院長ごあいさつ / 院内ご案内 / お問合せ
Copyright 2006-2013 shinto seikeigeka riumachiclinic.All Rights Reserved.